[リテラシ島について]
超初心者さんたちがネット・スマホ・SNS・ゲームなどの大海原で
荒波にもまれる前に最低限の知識やイメージをつかんでもらうための場所です
「ネットで検索してみたけど難しくて余計にわからん!」
という人はぜひリテラシ島の記事を読んで出航に備えてください!
ゲームと聞いて何を思い浮かべますか?
ファミコンが誕生して記事を書いている今2023年時点で40周年だそうです。
それ以前にもゲームはあったにせよ家庭に浸透してきたのはこの頃といって間違いないでしょう。
まだ10代や20代の人たちはswitchやPS5などの現行の家庭用ゲーム機やスマホアプリを思い浮かべると思います。
この数十年でゲームは急速に進化してきましたのでそれによって変わったこともたくさんあります。
にもかかわらずゲームをする人やその家族のゲームリテラシーは遅れを取っているというのが現状です。
ゲームはたくさん普及していて大人も子供も楽しんでいるけどリテラシーには大きな格差があります。
長いことゲームやネットに親しんできた人ならいざしらず、子供ができて初めてゲームを買うという人たちにとっては難しく感じることも多いですよね。
ゲームリテラシーに自信がないあなた。
難しいことまでは書きません。しかしこれから学ぶのにとても大切なことを簡単にご説明します。
ぜひ最後までお付き合いください。
ゲームリテラシーとは
リテラシーとは簡単に言うと使いこなす能力のことです。
つまりゲームリテラシーはゲームを使いこなす能力という意味なのですが、ここでいうゲームリテラシーは上手にゲームをする能力ではありません。
ご自分はあまり今までにゲームがなじみがないという方も子供に買ってあげるときにはリテラシーが必要になります。
10年くらい前まではそれほど難しいことはわからなくても何とかなったんですが、今はゲームをインターネットにつないで遊ぶのが当たり前になってきていますし、ゲームを取り巻く環境も劇的に変化してきています。
なぜゲームリテラシーが必要なのか
私たちファミコン世代にもリテラシーが必要なかったわけではありません。
ファミコンをするにあたり知っておくべきことはありました。
例えばセーブ機能があるカセットはリセットボタンを押しながら電源を切るとか、ゲームがうまく起動しないときにはカセットの裏にふーっと息を吹きかけてほこりを落とすとか(これはちょっと違うかも笑)。
しかし今はゲームがネットにもつながりますし、ゲームの種類や内容も様々。売り方や買い方すらもいろいろあります。
ゲームメーカーもできるだけ複雑にならないよう、わかりやすいように工夫してくれてはいるのですが最低限知っておくべきことは以前と比べると結構あります。
ゲーム機を買おうと思っても間違えば高い買い物や無駄な買い物をしてしまうことになりますし、何を買いそろえればゲームができるのかということもわからないとそもそもゲームを始めることすらできません。
ましてやネットにつなごうと思うならば何の知識もなしにでは難しいでしょう。
ネットにつなぐメリットデメリット
ネットにつなぐメリット
一昔前はネットにつないでゲームをするなんてよっぽどのゲーマーくらいしかいない印象でしたが今や小さい子供たちまでネットにつないでゲームしています。
ネットにつないでオンラインで遊ぶメリットってなんでしょう?
離れた友達と遊べる
オンラインで遊ぶゲームで有名なところで言うとスプラトゥーンやどうぶつの森などがありますが、特にスプラトゥーンはネットにつながないと買った意味がないとすら言えるほどの内容です。
オフラインで遊べるモードもありますがメインはオンラインです。
どうぶつの森はネットにつながないでも十分遊べますが、ネットにつなぐことで友達の島に遊びに行ったりアイテムを交換したりなど遊びの幅がぐーんと広がります。
ネットで通信するので世界中どこにいても一緒に遊べるというこれまでにない体験ができます。
遠く離れてしまった人とつながりを持てるのは素晴らしいことだと思います。
実は我が家もコロナ禍の自粛生活をきっかけにSwitchを買ったのですが、おかげさまで娘は仲のいいお友達とオンラインで一緒に遊ぶことができました。同時にビデオ通話しながらだとお互い顔も見えるしお話もできるしで本当に一緒に遊んでる感があってすごくよかったです。
これはネットやゲームが発展してきたからこそできることですよね。
有名どころのゲームのほとんどがネットにつながないと十分楽しめない、もしくはネットにつなぐことで様々な恩恵が得られるという感じになってきてますのでそれは意識しておいてください。
アップデートが可能になる
メリットはこれだけではありません。
ネットにつなぐことによってゲーム機本体やゲームソフトのアップデートが可能になります。
バグがあればそれを修正してくれたり、新しい要素を追加してくれたりとアップデートはユーザーにとってはほぼメリットしかありません。
有料での追加コンテンツもあれば無料のアップデートも結構あります。
前述したスプラトゥーンについては2か月ごと2年間にわたって無料アップデートで新しい要素が追加されていく予定になっています。
ネットにつなぐデメリット
次にネットにつなぐことのデメリットについて。
お金がかかる
ネットに接続するにはシンプルにお金が必要になってきます。
ご家庭に回線を引くのにもお金がかかりますが、ゲームメーカー(例えば任天堂とか)に月額の費用を払うこともあります。
しかし家庭にネット回線を引くことはゲーム以外にもメリットは大きいのでまだ引いていない人は検討してみてもいいかもしれません。
だいたいどこも1月ごとに支払うよりも1年分まとめて払った方がお得になっています。
いじめや犯罪に巻き込まれる
ネットでゲームをすると顔が見えない分コミュケーションに問題が起こることが増えます。
また、ゲーム内での知識が足りないことによりトラブルになってしまうこともあります。
例えば相手のゲーム内で悪気はなくとも相手のアイテムを奪ったり壊してしまったり、取り返しのつかないことをしてしまい相手を傷つけたり怒らせたりすることもあります。
なるべくそうならないよう工夫されているものの完全には防ぎきれないのが現状です。
そんな時に親にリテラシーがないとフォローしてあげることはできません。
中毒になってしまう
これは比較的昔から言われていたことですが、ネットゲーム、つまりオンラインゲームは世界のどこかの誰かと遊ぶゲームですので必然的に他人との関わり合いが生まれます。
スプラトゥーンなどの対戦形式のゲームの場合、プログラム相手に戦うのではなく生身の人間とリアルタイムで対戦することになりますのでついつい熱が入ってしまいます。
ゲームによってはこちらだけの都合でいつでも休憩したりやめたりしづらいシチュエーションも発生します。
Eスポーツになっていて大会が開かれるようなゲームはそのような要素が多少なりともあると思っていた方がいいでしょう。
裏を返せばそれだけ熱中できるほどに完成度が高く面白いゲームだとも言えますので注意しながらうまく付き合っていくことが大切なのかなと思います。
「アカウント」をマスターすべし
もしかしたらこれに引っかかる人が結構いるかもしれません。
パソコンやスマホをある程度使っている方ならアカウントときいてすぐにピンとくると思います。
ネットにつなぐことができるようになった今のゲームにおいてはこのアカウントが結構重要です。
昔のテレビゲームにはなかったものですよね。
スマホでいろいろなアカウントをお持ちの方が多いと思いますが、概念的には同じです。
では、一番持っている人が多いと思われるNintendo switchを例に簡単にご説明します。
詳しくは別で近日中に記事にまとめる予定です。
まずはゲームをする人ごとにSwitchの中で「ユーザー」を作る必要があります。
これは意味合い的にはほとんどアカウントだと思ってください。
例えば家族3人で同じSwitchを使う場合はそれぞれにひとつずつ、合計3つのユーザーを作る必要があります。
何のためかというと各ゲームのセーブデータを各自で持っておくというSwitchの仕様のためです。
たまに一つのアカウントを複数の子供で共有していたり、必要以上にたくさんのアカウントを作っているのを見かけますがこれはNGです。絶対にトラブルのもとになります。
子供もわかるようになってくると自分用のユーザーを作ってほしくなりますよ。
なので必ず一人にひとつユーザーを作りましょう。
お子さんがまだ小さいからと自分のユーザーを使わせることもあるかもしれませんが、将来を考えると初めからお子さんにはお子さん用のユーザーを作ってあげてください。
これは基礎中の基礎ですし、今のゲームはこれがないと始まらないのでぜひマスターしてください。
アカウントで管理するとセーブデータをサーバーでバックアップしてくれるなどメリットもあります。
ここをしっかり理解しておかないと後々困ったことになりますのでぜひ甘く見ずに押さえておいてください。
任天堂のアカウント(ユーザー)以外にもニンテンドーアカウントが存在するためこの辺りはしっかり頭に入れて理解しておきましょう。
もちろん任天堂以外にもアカウントがあり、マインクラフト(世界的に大ヒットしている超有名ゲーム)であればMicrosoftアカウントがありますし、PS5にも同じような方式でアカウントがあります。
アカウントがあることでゲーム会社側でゲームをしている人たちを一元管理することができ、サポートもしやすい状況になっています。
家庭用ゲームに限らずスマホゲームもそうですが今はもうアカウントは当たり前となっています。
オンラインゲームで起こるトラブル
前にも少し触れていますがネットにつないでオンラインで遊ぶ場合はトラブルが起きやすいので注意が必要です。
例えとしてマインクラフトで実際に私の子供が経験した出来事をご紹介します。
マインクラフトは仮想世界を作って自由に冒険したり家を作ったり狩りをしたりできるゲームです。
オンラインではお友達の世界に遊びに行くことができるのですが、うちの子が飼っていた動物をふざけて攻撃しまくられ、挙句の果てにお亡くなりになり娘は号泣…。
お友達はただのゲームの中の動物だし何回でも呼び出せると思って悪気はなかったのですが、やはり動物に思い入れがあったようで攻撃される様子を見て本気でショックを受けて悲しんでいました。
ネットで見かけた話ですが、勝手に知らない人が自分の世界に入ってきて爆弾で家を破壊されたという事件も頻発しているようです。
これはマインクラフトの設定をちゃんとしておけば防げたことなのですが、リテラシーがないとこのような悲劇が起きてしまいます。小学生くらいの子供は知る由もありませんのでやはり親が教えてあげられるといいのかなと思います。
他にも言葉を交わすことができるようなゲームは要注意です。
音声で会話したり文字だけで会話できるものもありますがどちらも子供にはおすすめできません。
年齢制限があることがほとんどですが、個人的には高校を卒業するまではやらない方がいいと思っています。ネットゲームの世界では誤解も生まれやすいですしトラブルの種類も現実世界にはないものばかり。楽しいはずのゲームで友達をなくすなどもってのほかです。
逆にネットゲームで他人と知り合うケースも考えられますが、本来友達ができるのはいいことですがネットゲームのようなお互いの顔も見えない、素性も知らない状態での出会いはゆがんでいます。
実際、ネットゲームで犯罪に巻き込まれた子供たちがたくさんいます。
ニュースでも見たことがあるはずです。また、いじめの元になるとも言われています。
子供に求められても言葉を交わせるようなゲームはやらせないことをおすすめします。
子供に教えるべきこと
子供はゲームは楽しいものだと思っていても危険なものだとは思っていません。
子供たちにもアカウント(ユーザー)の概念やオンライン通信で起こりうるトラブルについてきちんと前もって教えておくべきです。
また、対戦するようなゲームの場合は勝ち負けで兄弟げんかが起こるのは今も昔も変わりませんし、ついつい楽しくてやり続けて親に怒られることも同じく。
楽しくゲームライフを送るためにも基礎的なリテラシーは親子で共有しておきましょう。
わからないことに直面したら
ゲームをするにあたりわからないことは必ず出てきます。
そんな時はまずは画面をよく見て文章があればちゃんと読みましょう。
それだけで結構解決したりします。
それでも解決しない場合はスマホで検索です。
全国には同じところで悩んだ人たちがたくさんいますので、解決方法もネットで探せば見つからないことはありません。
その場合は余裕があれば複数のサイトに目を通すとより間違いないと思います。
まずは公式サイトのヘルプをみること。
良いサイトがあればブックマークしておきましょう。
これだけは押さえときましょう
必要なもの
ゲーム機の種類やご家庭のテレビなどの機器によって必要なものが若干変わってきます。
せっかくゲーム機を買ってきたのにケーブルが足りないからできない!なんて悲しいことにならないように本体とソフト以外に必要なものがないかチェックしておきましょう。主に重要なのはテレビとつなぐケーブルです。どのくらいの長さが必要か把握するのもお忘れなく。
ネットのつなぎ方
ゲーム機をインターネットにつなぐ方法は大きく分けて二つ。
Wi-Fiで無線で接続するかLANケーブルで直接つなぐかです。
ネットにつなぐ必要があるゲームをしたい場合はチェックしておいてください。
Wi-Fiルーター(電波を送受信する機械)があればWi-Fiをゲーム機側で設定して接続すればOK。
LANケーブルの方が通信が安定しているのですがそれは必要性を感じたら検討すればいいと思います。
ソフトの買い方
おもちゃ屋さんや電気屋さんにゲームソフトのコーナーがありますが、今はお店だけでなくオンラインショップでも発売日に届くようになっています。
わざわざ買いに行くよりも安く買えることすらありますのでネットは要チェックです。オリジナルの特典を付けるショップもあります。
メルカリで中古を探すという手もあります。
そして今はダウンロードで買うという選択肢が広まっています。
ソフトを形あるもの(カセットやディスク)で買うのではなくデータとしてダウンロードするということです。ダウンロード版といいます。(カセットやディスクはパッケージ版です)
今は音楽もほとんどそうなってきていますよね。
ダウンロード版の方がいちいちソフトを入れ替えたりする必要がなかったり読み込みが早かったりというメリットがあります。カセットやディスクが破損したら終わりですがダウンロード版は何度でも再ダウンロードできます。
ダウンロード版のデメリットとしては中古で売れないとか貸し借りができないとかありますがそのような予定がない人にとってはメリットの方が大きいでしょう。
パッケージがある方が好きだからという理由でパッケージ版を買う人も存在しますが…。
子供に対する注意
すでに説明しましたが子供がゲームをする際にはいくつか注意するべきことがあります。
特にオンラインで遊ぶ際のトラブルについては必ず頭に入れておいてください。
あと小さい子は無理な使い方をして物理的に壊してしまうこともありますし、コントローラーが宙を飛んでテレビ画面に直撃してテレビが壊れるという悲しい事件も耳にします…
最後に
いかがでしたでしょうか?
簡単にまとめるつもりでだいぶ端折りましたが結構長くなっちゃいましたね。
それだけ知っておくべきことがあるということですが、そのことを知ってもらえただけでもこの記事を読んでいただいた価値があります。
今回は家庭でゲームをするにあたって最低限知っていてほしいことを簡単にご紹介しましたが、ゲームを始めるとまたゲームソフトごとに知っておくべきこと、リテラシーが必要になってきます。
ですがそもそもゲームは楽しむためのものですし、開発者側もいろいろとわかりやすく工夫してくれていますからこわがらないでください。
あとはあなたが毛嫌いしたり拒否反応を出したりせずに自分も楽しむつもりでゲームに向き合って少しずつリテラシーを身に着けていただければ大丈夫です。
やってみたら結構何とかなるものです。
ぜひこれを機にリテラシーを身に着けて楽しく安全なゲームライフをお過ごしいただけたら幸いです。
Threads(スレッズ)にて更新情報やリテラシーについてのためになる情報を日々配信しています
ぜひフォローして仲良くしてあげてください!
こちらの記事も読まれています↓↓↓
コメント